渚のお釈迦サマー

実に適当なブログです。

米ラプソディー。

 自分には一緒に暮らしている愛すべき相方がいる。彼女はある日、お米券を手に入れてきた。

 そして、高い米を買おう、ということで意見が一致した。

 と言いつつも、いつしかお米券のことは記憶から消えていた。その内、自分の中でパンのムーブメントが起こり、塩パンはだいたい友達になっていた。

 そんな時、ついに相方が高い米を購入。

 食卓に出された米は、見た目からしていつもと違っていて、燦然と輝いていた。キラキラ光るそれは、眩しくて金色だった。まあ、そんなわけはないので普通に幻覚だったんだと思う。変な薬はやっていない。

 やはり日本人は米だ!と悟り、買ってきていた塩パンを見つめながら高い米を食した。

 一口食べて、今までの米とは全く違うものだと身震いをする。咀嚼する度に感じるもちもち感。そう、それは相方の様にもちもちして柔らかかった。

 目の前の塩パンも嫉妬している。

 相方と「やっぱ高い米は違うねー」と燥ぎ倒した。

 次第に、あれ、柔らか過ぎない?と訝しんだが、高い米に慣れてないだけだろう、と自己処理をした。柔らかすぎて、最後の一口になると、安い米でいいな、としみじみ思った。

 塩パン食べたーい、と途中から思いが滲んだ。

 それから数日後、自分が米を炊くことになり、高い米の袋を初めて見た。

 …ん?

 袋には「もち米」と書かれていた。

…ん?

 相方にそれを見せる。

…ん?

 その日は、二人で塩パンを買って食べた。

 そりゃ柔らかいはずだよ。

 だってもち米だもの。

 結局我々は食べ慣れた安い米が一番美味いことに気づいてしまった。

 その安い米こそ我々の、そしてこの物語の

 おしまい(推し米)だ。

 

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